誰でもニーズを持っている!
ニーズとは?
例えば、、、
主婦⇒夫
「もっと家事や育児を手伝ってほしい」
子供⇒親
「門限とかうるさいこと言わずにもっと
自由にさせてほしい」
これらを「ニーズ」(欲求)という。
ニーズの種類
ニーズには2種類ある。
1.依存的な人のニーズ
ニーズを満たすために
「甘える」
「ねだる」
「駄々をこねる」など
→子供のやり方
2.自立的な人のニーズ
巧妙な形で自分を正当化させ、
相手に自分のニーズを満たさせようとする。
ニーズを表に出すことを恥ずかしいと思い、
普段その感情を抑圧している。
例えば、、、夫婦で買い物に出かけたとき、
奥さんが重たい荷物を持っている。
「重たいから持って」とお願いするだけだが、
「あー、おも、、、」と小声でつぶやいたり、
わざとゆっくり歩いてみたり、、と
自分を正当化し、相手に気付かせようと
している。
ニーズの何が問題?
私たちは大人になり、「子供っぽい」ことを律することが出来る。
しかし大人になってもニーズはある!!
問題となるのは、、、
自立的なニーズの人は、依存的なニーズの人を許せない!
「自分は我慢しているんだから、お前も我慢しろ!」という『許せない』感情が沸き起こる。
→自立的な人にとって、依存的なニーディーな人は
耐え難い相手になってしまったりする。
日常で見られるシーンとして、、、
(1)ニーズのぶつけ合い
:お互いのニーズを押し付け合っている状態
(2)ニーズの抑圧
:相手のニーズを抑え込もうとしている状態
がある。
自立的な人のニーズは抑圧されている。だから、ニーズを前面に出してきている依存的な人が大嫌い!
そしてニーズが上がってきたときに素直に出すことが出来ないので、攻撃的になったり、正当化しようとしたりする傾向が見られる。
何故ニーズが起こるのか?
◎幼い頃の喪失感から生まれる。
心理学において「ニーズ」は両親からの愛を喪失してしまったと感じた経験からきている。
(例:兄弟が生まれて親を取られてしまった。。。
自分だけおもちゃを買ってもらえなかった。。。
という思い込み)
失ってしまったと思い込み、その悲しい思いを取り戻そうとする思いがニーズになっている。
大人になった私たちは
「もっと愛してほしい」
「もっと大切にしてほしい」
「わかってほしい」
というニーズを素直に相手に伝えることが出来ない。
→二ーズを出すのは子供っぽくて恥ずかしい
、、、と思っている。
よって、自分を正当化して相手を悪いように言ってみたり、自分のニーズを巧妙に満たそうとする。
相手も「利用されるのはイヤ」という思いがあるために、ここで問題が起きやすかったりする。(喧嘩になってしまったり、、)
解決法
まずは「大人になった私たちにも『ニーズ』はあるんだ」と知ること、受け入れることが第一歩。
自分や相手のニーズに気付き「許して受け入れる」ことが大切。
→自分の思い通りならなかったり、要求を満たしてくれなかったとき
ネガティブな感情や怒り、失望、悲しみに
走るのではなく、「これってニーズ!?」と
一回立ち止まる。
そして、自分がどんなニーズを感じて
いるのか、自分に注意を向けてみる。
→自分でニーズを感じ、相手に良いタイミングで、
相手に受け入れやすいよう伝える努力をする。
そうして私達の関係性がさらに深まり、良くなったりすることが出来る!!
許し、受け入れることが大切です!!