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高野山で学んだこと

こんにちは。心理セラピスト きくちかなこ です。

今回は、高野山で学んだこと。

たくさんあるのですが、今回は瞑想について。
ただジーっと座る瞑想だけじゃなかったんです!

※写真は宿坊『福智院』に飾ってあったもの

通常瞑想と言うのは、あぐらをかいた状態でその場でじーっと座っているもの。

しかし、今回の瞑想は新たに2つありました。
今日はそのうちの一つ。

食べる瞑想

食べながら瞑想するというものです。
五観の偈(ごかんのげ)を唱えた後、無言のままお食事をいただきます。

五観の偈(ごかんのげ)

※ウィキペディアより

食事の前に唱えられる偈文。

一.計功多少 量彼来処

二.忖己德行 全缺應供

三.防心離過 貪等為宗

四.正事良薬 為療形枯

五.為成道故 今受此食

うーーん、なんのこっちゃですよね。

現代語訳は、

一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。

二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。

三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪など三つの過ちを持たないことを誓います。

四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。

五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。

食べる瞑想とは?

いかがでしょう?

一口一口いただく毎に、その食べ物、調理してくださった方々、素材を育ててくださった方々、器を作ってくださった方々、、、全てに感謝する。

そして、例えば「豆腐」をいただくのであれば、大豆が畑に蒔かれて、芽吹くところにも想いを馳せる。。。

1時間みっちりかけて頂きます。
いや、1時間で足りないくらいです(⌒-⌒; )

当然「精進料理」ですから、動物性のものはありません。
しかし、手の込んだお料理で、ホンット満腹になり満足なお食事でした。

例えば、、、

こんな感じ。

私の普段の生活の反省ポイント。。。
「いかに、欲のまま好き勝手食べていたか」
ということ。

普段早食いのため、必要以上に食べてしまうし、余計な栄養・カロリーを摂取していた訳です。
それでもって「太ったーダイエットしなきゃー」って、、、
「なんて罰あたりなことしてたんだ!?」
と胸にグサグサ刺さりました(T_T)

下界に降りてきて、また雑な感じではありますが、以前よりは落ち着いて食事するようにしています。

『感謝』を忘れないように。

ただですね、、、食事中言葉を発せなかったのはちょっとキツイ(>_<)

「おいしぃ〜」「これはなんだ!?」など、その場で気持ちを共感しあいたかったってのもあります。

仲間と楽しく食卓を囲む 究極の幸せだなーって改めて思いました。

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