こんにちは。
心理セラピスト きくちかなこ です。
先日、VCA(ビジョンクリエーション協会)仲間の̬雄清さんから教えていただいた本を読んで、めちゃくちゃ腑に落ちたと共に、色々矛盾が生じてるなぁ、、、という頭のグルグルが止まらないでいます(;´Д`)
マルチ・ポテンシャライト
「なりたいもの」「やりたいこと」が一つに絞れずに悩んでいる、または周りから変な目で見られる、、、などなど。
そんな人達へ勇気をくれる本です。
私も実際読みながら「そうなのよ!!」と思う部分も多かったですし、何か救われた気分にもなりました。
なりたいものはなに?どれが一番になりたいものなの?という問い
本の中に、
”「大人になったら何になりたい?」の呪い”
とあります。
あれもこれもと答えて「で?どれが一番なりたいの?」と何故か目標・夢は一つに限られてしまう、、、ってこと。
私もそうだったなぁ、、、と思いつつ。
小学校の文集ではこんなこと書いていました。
「バレーボールの選手。あとピアノの先生にもなる。」実はこれ以外に「コンピューターのこと」も候補にありました。
パッと見、全く違う分野のものたちです。
周りの子たちは一つに絞っている子ばかりでした。
特にこれについてヤンヤヤンヤ言われた記憶はありませんが、私の中で「全部でいいじゃん」って思っていたのはハッキリ覚えています。
結局どうしたのか?
結局のところ、私はシステムエンジニアというコンピューターのことに進みました。社会人になってもピアノはちょいちょい弾いていましたが指導級に進む前でレッスンは辞めました。新たにお茶・お花・着付け・英会話などなどと色々やっていました。
職業としては一つですが、趣味として他のことをやり続けていたわけです。
30代の頃など、プロジェクトがハンパなく忙しくなり、1人暮らしもあってピアノは弾かなくなり、地元で通っていたお茶お花(お免状はとってます)ナントカ教授ってとこまでいってお稽古は行かなくなり、着付けは振袖以外は着れるようになったのでレッスンは終了し、英会話も指定の回数が終わったので行かなくなりました。
そんな時、家にいる時間で何かできる、、、ということで、ファイナンシャルプランナーの資格を取ってみようと思い、何となく勉強してAFPとなりました。
英会話を再開しようと、近くのマンツーマン教室へ行き、英語に加えて中国語もトライしてみるようになりました。
さらには心理学も勉強を始めて、ファシリテーター認定をいただきました。
現在は、AFP資格を使って何かをしようとは思っていないので、協会登録は辞めようと思っています。
中国語は月に一度ですが、先生とのレッスンを続けています。来年くらいにHSK5級チャレンジか、と考えています。
新たに、今後の仕事・社会に役立つと別の国家資格をとろうと勉強しています。
SEとしては、今までの働き方は卒業しました。(常駐先に赴いて長時間拘束されながらシステム開発をする、、、という働き方はツライですもん。。。)
とはいえ、業務フロー整理だとか、何か処理を自動化して作業がラクになるなら、と相談にのったりしています。
心理学講座を開いたり、ちょいちょいお悩み相談に乗ったり、ちょいちょいセミナーをしています。
どうにもこうにも一つのことだけに留まっていないわけでして(-_-;)
言ってしまうと『器用貧乏』かもしれません。【熱しやすく冷めやすく凝り性で飽き性】が私の性質です。
けど一つ言いたい!!
「一つのこともまともにこなせないよりはよっぽどマシだ!!」
と言い訳がましく心で叫んでいる自分がいます。
私って何があっているんだろう?何が天職なんだろう?
ホンット悩みました。
今思うと、SEの仕事はあっていると思います。働き方が合わなかっただけです。
業務フローを考えているときって、めちゃくちゃ楽しいです♪♪♪
・・・同類にはなかなか出会えないのですが。。。
周りの人は「人と話さなくてすむし、ひたすら指示通り設計書・PGM作っていればいいからSEを選んだ」って方が多いです。
それはSEとは言わんっ!というのが私の思いです。
SEの仕事って、お客さんの要望を会話の中から汲みとって形にしていく、、、のが原則だと思っています。
本来、要望はきちんとお客さまがまとめて提示していただくものですが、なかなかそれすら出来ないことの方が多いです。
(なぜか、、、答えは簡単です(^-^)業務フロー(流れ)がきちんと把握できていないから!)
そんなお客さまとお話し、お客さまのやりたいことを会話の内容から具体的なものにしてご説明する、もちろん予算・期間等の問題もあるので、それらと折り合いをつけた形のものをご提案していく、、、というのが私が楽しいと思っているSEのお仕事。
上流も上流の工程になってしまうかもしれませんが、私はこの部分のお仕事がとっても楽しいしやりがいを感じていました。
といったことから、中小零細企業さんの業務フロー整理は今後の仕事としても面白いだろうし、2020年問題を乗り越えるためにも経営者さん・現場責任者さんの相談に乗ったり出来るなって考えています。
ふむ、、、これが天職、、、?
とはいえ、メンタル的なところのケアについても今後絶対に必要不可欠だと思っていますし、自分が辛い思いをしてきたこともあって、メンタル不調の予防は必要なことでもあり、心理学を織り交ぜてたくさんの人に広めていきたいと思っています。
「『一つじゃない』そんな私はダメな人なんだ」
と、どうにもこうにも自己卑下から抜け出せなかったわけでして。
そんなときに知った『マルチ・ポテンシャライト』という言葉
この本を読んで正直思いました。
今のままで良かったんだ♪
ようやくそう思えたわけです。
このマルチ・ポテンシャライトには大きく4つの働き方モデルが定義されています。
- グループハグ・アプローチ
- スラッシュ・アプローチ
- アインシュタイン・アプローチ
- フェニックス・アプローチ
※詳細はまた後日。
私は「スラッシュ・アプローチ」型かな?と思っています。が、もうちょっとじっくり読み込みつつチェックを念入りにしてみたいと思います。
そもそもSE25年の経歴も「たった一つ」のことではなく、マルチのことをこなしていました。
お客さんとお話する、要望をくみ取る、業務の流れを整理する、効率を考える、提案する、開発する、確認する、説明する、、、など。
どっちにしても一つを極めるタイプではなかったのかも(笑)
それこそ、イチローさんや内村航平さん、卓球の愛ちゃんのような「超一流」の方々なんてほんの一握り。
一般の人たちは、色んなことを同時進行あるいは次から次へとシングルタスクをこなしつつ生きているんですよね。
ってことは「何か一つ」って結構厳しいことなのかも。
その「一つ」が超一流になれなかったら挫折ってこと?
それ以外何もなかったら、その先どうなっちゃうの?
などなどちょっとした恐怖も想像出来ちゃいます(◎_◎;)
「一つじゃない自分もok!」
と許可が出せたことにホッとしています。
社会の風潮って
ところが。。。
今勉強している国家資格の内容について、マルチ・ポテンシャライトは180度真逆のこととなります。
未だ世の中は「人は何か一つ目標を持って、それに向かって努力する」ですよね。
本にもありますが「お仕事は?」って質問はそういうことにもなるかと。
あれこれ職業を言うと「え?で結局どんなことを?」とやっぱり何か一つを求められる、ということも頻繁に起こっていると思います。
私も今後はそんな質問に上手に答えられるように返しを準備しとかなきゃって思ってます。
マルチでいいのだ!
マルチ活動に向けての準備。
これを堂々と考えられるようになり、未来に向けてのワクワクが増えてきました。
ただですね、冷静に今までを思い返してみると。。。
成功していらっしゃるメンターの方から言われてたなぁって思い出しました。
「一つに絞らんでいいんだって!!」
って。
そういうことだったのか、、、ようやく腑に落ちた気分です。
言われた時は「そんなこといっても、一つのことも一流になっていない私が、複数のことなんて」という思いの方が強かったように思います。
一旦複数やってみて、そこからどう動かしていくかは私次第なのです。
複数のままでも、新たなことを加えても、何かを辞めても、一つに絞ってもなんでもアリ。周りが決めることでもないですし、そもそもマルチで動いていらっしゃるメンターさんのご意見を伺いながら、自分で工夫していけばよいだけ。
今の私、何か解放された気分です( *´艸`)
マルチでいきます!!!