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キャリアコンサルティングをすることで自分自身の内省も深まり進む

こんにちは。
システム&キャリアコンサルタント きくちかなこ です。

先日、お悩み相談を受けました。『キャリアコンサルティング』です。
その時に私自身も気付かされたことがあったのでかいつまんでお話します。

 

時間がないから出来ない!

本当に?

という私自身も「そんなこと言ってるなぁ、、、」と即座に反省です。
言い訳大魔王にとって、都合の良い言葉だったりします。

実際24時間を分単位でスケジュールしていくと、そこまでパッツパツに詰まっているわけではない。
むしろスッカスカだったり(・・;)
新幹線の運行スケジュールほどのタスクが詰まっているわけではない。

実際、家事や子供のこと、仕事など「すべき」タスクはたくさんありますが、本当に時間がないのか?と問うとそうでもないんですよね。

時間が

もちろん、そんなダイレクトにクライアントさんには聞きません。キャリコンとして「アカン」やつですからね(^^;

「〇〇さんにとって、「時間がある状態」とはどんな状況?」
「〇〇さんにとって、「時間がない状態」とはどんな状況?」
「〇〇さんにとって、「時間がある」ってどんな気持ちがする?」
「〇〇さんにとって、「時間がない」ってどんな気持ちがする?」

こんな感じで質問しました。

 

ご本人が「時間」というものに対して、どんな観念を持っていらっしゃるのか、、、
そこに気付いていただくことがまず第一でもあり、そこに気付くとスルスルと悩みが解けていくような気がしました。

 

「時間、、、じゃないかも、、、」

「気持ちの余裕、、、なのかも、、、」

「なんで気持ちに余裕が持てなくなったのかなぁ、、、」

 

ご自身の気付きの早さにこちらが驚きました。

 

気持ちの余裕がないから出来ない!

余裕ってなに?

私は「不機嫌の言い訳」でこの言葉が浮かぶことがあります。。。
これまた自己反省です。

クライアントさんに対しては、

「〇〇さんにとって、余裕ってなんだろね?」
「〇〇さんにとって、余裕がある状態ってどんな感じがする?」
「〇〇さんにとって、今現状とどれくらいのギャップがある?」

などと質問していきました。

すると、次の言葉がたくさん並び始めました。

 

私がやらないといけない。
私が我慢しないといけない。
私が何とかしなければいけない。

本当に?

「そうなの?」
「そう言われたことがあるの?」

と思わず聞いてしまいました。

 

「いや、言われたわけではないです。。。」

 

だよねーーー(;´∀`)
何か知らんが思い込んでるよねーーー(;^ω^)

 

わかるーーー!
私もそうなることいくらでもあるし♪

とはクライアントさんには言いませんが、めっちゃ思ってました。

 

「そっかぁ、言われたわけじゃないんだね」

その一言で、またまたクライアントさんの気付きが進みました。

重い荷物

 

あれ?私はなんで焦ってるんだろ?

「焦ってたんだぁ」

そうなんですぅー(;^ω^)
ナゼでしょうね~

ということで、ご自身の探りを待ってみました。

色んな環境が絡み合って、余計にこのクライアントさんは焦ってしまっていたわけですが、焦る必要はないということにお気づきになったようです。

焦っていた理由も次々とお話くださいました。
しかし、どれも焦る必要はない、1人で背負うこともないことばかり。

次から次へと理由を話してくださるんですが、最終的には本人笑ってました。

「あれ?私何してたんだろ?」
そんなことを仰ってました。

そして、どう対処していくのかを冷静に考え始めていらっしゃいました。

 

 

全ては、、、思い込み!!

細かなことは書けませんが、結局のところ全部ご自身で勝手に思い込んでいただけだった、、、という結論に至ったようで。

「焦っていることで自分が得られること、助かることって何が思い浮かぶ?」
「焦らないでいることで何を失うって思ってるんだろね?」

どこかでそう思いこませるような経験があって、頑なにそれにこだわっているんだと思います。
クライアントさんが、真摯にご自身と向き合える方だったので、ご自身の思い込みに気付くのも早かったです。
そんな簡単に観念は外せないかもしれませんが、今後またモヤモヤに入り込んでも、その捉え方は変化が見られるものと思います。

「〇〇さんが望む、〇〇さんらしい生き方ってどんなだろ?」
「なーんにも考えず”楽しい””嬉しい”って感じることってどんなことがある?」
「何してると時間も何もかも忘れて集中できちゃう?」

聞いてみると、色々思い出したかのように次から次へと想いが溢れてきました。
目がキラキラしてましたもの。

そして、スッキリした感じで、
「自分が悩んでいたこと・心配していたことを素直に主人に話してみる」
「子供たちに想いを伝える」
「会社に望む働き方を正直に伝える」
などなど宣言されていました。

彼女の中で、自らが前に進むことを決めたんだろなぁと、私からも目一杯の愛を送りました。

見る

 

この【思い込み】に至るまでにもたくさんのエゴの罠にハマりまくっているのが私達。
つい被害者意識で周りや環境に文句を言ってしまったり、
理想の自分ではない自分を「ダメなやつ」と、自己卑下して罪悪感背負いこんで犠牲の道を選んだり。。。

キャリアコンサルティングといえども、多くは心理学で学んだことが活かされている気がします。

心の学びに終わりなし

 

学び

だと思っています。

私自身も、

  • 時間がないわけではない
  • 余裕がないわけではない

ということを改めて気付かされ、

  • 出来なかった自分がイヤ
  • 完璧じゃないことへの怖れ
  • 理想と現実のギャップ
  • 他人と比較して自分のレベルに対しての疑念

などなどに意識が奪われていることを感じました。

あーあ、、、
まだ持ってたんだぁ、、、

という感覚と共に、

”気付かせてくれてありがとう”
とご縁に心からの感謝です。

 

そして、自分自身を振り返って気付いたことが。。。

モチベーションが下がるときの思考パターンが
『自分が(自分ではない)何者かであろうとするとき』
ということに気付きました(;゚Д゚)

自分じゃない自分を演じようとするから、余計なところにエネルギーがもっていかれる、
そして、必要以上に疲れる、
そして、休みたがる。。。

このパターンだったなぁ、、、というのがフッと浮かんできました。

 

あえて、レベルアップした自分を演じるというのも成長の手段の一つかもしれません。
それによって学んだこと、経験出来たこともたくさんあります。

このパターンはホンットにエネルギーがいるので、無茶が利かない今となってはほどほどにした方がいいんですよね。

ということで。

 

私は私

 

を大切にしていきたいと、改めて感じた一幕でした。

 

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