こんにちは。心理セラピスト きくちかなこ です。
ここ最近続いている「基本的傾聴」について。以下もどうぞご覧くださいませ。
『基本的傾聴_かかわり方』
『基本的傾聴のススメ』
そして今日は【信頼関係】について。周りの方と信頼しあう関係、出来ていますか?
上司からみると、部下への信頼って、、、
- 一言えば十の成果が上がってくる(せいぜい二、三の成果にしておきましょっか(-_-;))
- 細々言わなくても先を読んで動いてくれている
- 必ず報告があがる(出来れば残念な報告自体が発生しないくらいだと嬉しい。良い報告しかないデキの部下だとなおok)
- デキるけど、必ず上司である自分を立ててくれる
などといった、「都合の良い人」を想定していませんか?自分の期待通りにしてくれる、、、的な。
少なくとも、私が職場で関わってきた上司という立場の人達は、もっと都合の良い駒を求めている人が大勢いらっしゃいました。
余談ですが、、、「お前(私)を信頼しとるんだ」と口ばっかの上司に対して私が言い放った言葉は、、、「私はあなたを信頼していません」です。まぁよー言いましたわ(笑)
新人で何も分からない人達は何も疑うことなく「上司が求める人材にならなければ」と思う人いるかもしれません。また、大人の都合でなぜか良く分からない上下関係・権力関係に振り回されて従わざるを得ないこともあるかもしれませんね。
しかし、部下もアホと違います。
「こヤツ、アカンな。。。」と判断したら信頼関係など結べませんって。
信頼って、「信じて頼る」ってことです。「頼りになるか、ならないか」で結果が変わります。
ただし実際は、、、
『根拠がなくても頼りになると信じよう』ということを相手側が感じてくれたら信頼関係って一歩前へ進みます。例えば前述の口だけ上司だと信じられない根拠が溜まるので、頼ろうとも思わなくなるのでは、と思います。
そしてここからが問題です。
「期待しない」
ということ。
いい意味の期待でしたらいいんですが、大抵の”期待”とは「自分の思い通りにするべき」という妄想です。そして相手がその通りに出来なければ「何てヤツだ!」と怒りをぶつけたり「やっぱり誰もあてにならんのだ」と落ち込んだり卑屈になったり、、、相手にしてみれば「知らんがな!!」っていうことを1人心の中でグダグダモヤモヤしてしまう、、、というわけです。
※心理学でいう『期待』です。
ということで。
上司の皆さん、
「部下を信頼するけど期待しない」
が出来ていますでしょうか?第二の問いです。
ついでに、上司に対しても同様に、、、ね(笑)