こんにちは。
心理セラピスト きくちかなこ です。
不安定なお天気です。急に強い雨が降ってきたかと思うと、青空から太陽がまぶしい光と夏の暑さを降り注いだり、、、結果、温度と湿度が高くなって私には非常に厳しい環境となっているわけです(´;ω;`)
ここ数日、勉強会資料を作っていました。
働く人向け(一般社員&中間管理職が対象)となるものです。
けど、作りながら思うんですよね。。。
「従業員よりも、中間管理職よりも、経営者・幹部の意識改革が重要!」
と。。。
よく、社員がなかなかやる気にならなくて」「主体的に動かなくて」などなどとボヤいているのを聞きます。
自分が必死になって(ムキになって、、、の方が正しい)働いている時は「モチベーションが上がらないのは社員本人の意識の低さのせい」と思っていました。
もちろん、理由としては一理あります。
しかし、、、よくよく考えてみました。
私が「社員の意識の低さのせい」と思っていた時っていうのは、やればやっただけの報酬が得られていた、という状態でした。
当然のことかもしれませんよね。
ところがそうではない現場もありました。
「やるだけ損」
そんな言葉が実際に飛び交ってしまっている現場、、、こういう現場では「本当に社員の意識のせいだけだろうか?」と思うんですよね。
プロジェクトとしての場の空気は本当にマイナスの空気感で澱み、息苦しさまで感じるような現場でした。
これ、、、何故そうなったのか?というのを根本的に解消しないと改善は一切見込めないと思うわけです。
一時的なご褒美で一瞬のやる気を引き出すことは出来ても、結果長続きしませんし、トータル的に見るとマイナスです。しかも一時的なご褒美すらなければほんの一瞬でもやる気になるわけもなく。
そんな現場を改めて思い返してみました。
担当の業務をこなさなくても(そもそも能力がなくても)上司に上手に言い寄り、生産性の上がらない残業をしている方が評価が高く、収入も高い
ということがルールになっていた、、、という現実。
私自身、そんな上司や従業員を目の当たりにし、さらに仕事を大量に振られ、意見を言ったら叩かれる、、、という経験に対し、ずっと怒りを持ち続けていました。
思い出すだけでイライラしますもん(笑)
上司に対して何度か直訴していましたが、結局意見を言う私が悪者になっていく、、、という構造にも本当に疲れ切ったということもあります。(きっと言い方も攻撃的だったんだろうと多少は反省していますよ)
ホンットにうんざりしたし、もう無理だな、、、とも思いました。モチベーションって『無』になることってあるんだ、ってことを体感しました。
先日、精神科医の先生による精神分析で「本当にそこで正義を貫きたいのか?」といった質問を受けて自分を掘り返して考えてみました。
「どーでもいい」
そこに行きついたんです(^▽^;)
そんな怒りをエネルギーにしたって意味がないな、、、と。
上司や従業員、、、彼らがどうなろうと正直どうでもいい訳で。責任は私には全くないんです。未だその現場で頑張っている人達もいますし、理不尽に泣かされていることも聞いています。しかし、その責任は私にはないんです。。。そこに改めて気付きました。
怒りを糧に「改革せねば!」というのはちと違う。改革するか否かは上司の判断ですし、上司の判断に意見を言うのもいいなりになるのも同意するのも各個人の判断です。私がコントロールすることではない!!
私が経験してきたこと、そして学んできたことを伝えるのに「怒り」は表現してもいいけど、「攻撃」をするのは違う、と。
「怒り」もだんだん「笑い話」に変わりつつありますけどね。
などといったことを思い出し、この経験をどう活かすのか?というのを考えてみました。
一般社員さんたちには『アサーティブ』になることをオススメしますし、鬱にならなくていいよ、、、ということを伝えたい。
経営者・幹部さんたちには『時代の過渡期、どっちに進む?』ということを真剣に考えてご自身に向き合っていただきたい、、、ということを伝えたい。
そんなこんなで、一般社員さん向けの資料の一部は作り終えました。もっと他にも伝えたいことがいっぱいあるので、徐々に形にしていきます。
経営者・幹部さんたちに向けて、、、こっちがなかなか悩ましいなぁと思っています。
また、素直な気持ちで伝えたいことをまとめて資料にしていきます。